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「忘れられない挨拶文」をもらったことは?


「忘れられない挨拶文」

 

ということで、しばらく会わなかった

10歳くらい年上の役職者に暑中見舞いを書いてください。

というミッションに対する手紙を見ていきましょう。

 

某大手ビール会社の役員秘書Yさん40代の女性のお手紙はこちらです。

 

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

梅雨も明け、夏の眩しい太陽と共にビールの美味しい季節がやって参りました。

〇〇常務はお変わりなく、お元気にお過ごしでいらっしゃいますか?

 先日、年初に常務とご一緒させていただいた〇〇のお寿司屋さんの前を通りがかり、

当時の楽しく美味しかった思い出がよみがえり、久しぶりにお便りをさせて頂きました。

私は新担当の後方業務にも少しづつ慣れ始め、

「情報」に「価値」を見つけて発信する広報業務の醍醐味を感じつつあります。

働く女性の憧れである〇〇常務のお話を、また伺わせて頂きたいと存じますので、

少し涼しくなりワインが美味しい季節になりましたらお料理とワインが美味しいお店にご案内させて頂きますと幸いです。

まだまだ暑い日が続くと存じますが、お身体ご自愛下さい。

またお会い出来ます日を楽しみにしております。

 

 

暑中お見舞いも異動の挨拶も、同じ時期にたくさん受け取る文章の一つ。

埋もれてしまわないように、きらりと光るものを届けたいですよね。

 

Yさんの挨拶文は、どちらもきれいにまとめられているのですが、

どこかで読んだような・・・。

 

相手の方は立場上、手紙やメールをたくさんもらう方ですよね。

だからこそ、他の人と違う表現で、一歩踏み込む必要があります。

 

暑中見舞いは、最初がちょっと長い。

自社と関連付けた「ビール」の表現も、人によってはいやらしく感じます。

省いたほうが本題に入り込みやすくなります。

 

「いただいた」「いただきたい」といった固い言葉をあえて崩し、

失礼に当たらないギリギリのところで、

友だちとのやり取りのような表現を、随所に入れましょう。

 

文中に相手の名前が入っているのはとてもいいことです。

誰でも自分の名前を見るとドキッとして、特別な文章が届いたという気持ちになります。

相手の立場が上だからこそ、表現を演出し、喜ばせましょう。

 

私が校正した手紙はこちらです。

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2022.04.25