ここに朽下手男(くち、べたお)という入社1年目の冴えない営業マン(セールスマン)がいる。
下手男くんの勤める会社は、
コードレスでコンパクトな業務用掃除機スイスイポイポイの開発に成功したが、
販売に苦戦していた。
「いきなり売ってこいとは言わない。まずはアポを取ってこい。取るまで帰ってくるな」
彼は上司からそれだけ言われ、蹴飛ばされるように社外に放り出された。
入社1年目の下手男くんには、資金も人脈もコネもない。
人通りの多い街に出た下手男くんは、
不安な表情をしたまま途方に暮れていた。
人口数万人の片田舎から上京してきた下手男くんに
軽快なセールストークなど望みようもない。
何より彼は極度のあがり症で、
初対面の人間とは目を合わせることすらできない。
どもって言葉に詰まることも多く、
友人によくからかわれたりもした。
なぜ、こんな人間が営業職に?
彼は、、、
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