『代筆屋として活動してる元受講生の男性』
「僕にできることはあるでしょうか。」
メール文面の最後を締めくくった言葉には何とかしたい想いが溢れ
メールを書いた彼は復縁を願う男性でした。
当時、彼はまだ10代の青年で、別れた彼女に想いを伝えたい
そこには彼女への純粋な想いが書かれていました。
そんな彼が「代筆屋になりたい」と言ってくれた時は、
嬉しさと同時に少し心配もありました。
彼は子供の頃からの夢だった仕事に就いていたため、
文章を書いて飯を食うという簡単ではない険しい道を目指すことを
後押ししていいものかという想いからです。
一度きりしかない人生、自分と向き合い、自分の生き方を考え、
仕事を辞めて代筆屋になる覚悟をして私の講座に参加してくれまし
意気込んで飛び込んでみる人は少なからずいます。
しかし現実は理想ほど穏やかでもないし甘くもない厳しい世界。
当時の彼の不安も葛藤も私は今でもよく覚えています。
まだ若かった彼を父親のような心境で「乗り越えられるだろうか」